NPOセクター初!寄付を原資に途上国へ社会的投資を行うARUN Seedがインパクト志向金融宣言に署名
ARUNは、コミュニティに根差したビジネスを起こし、持続的な経済活動を作り出そうとしている社会起業家へ投資をする「社会的投資」を実践するとともに、「社会的投資」の文化を広め、発展させることにより、地球上のどこに生まれた人もひとりひとりの才能を発揮できる社会の構築を目指して活動してきました。
この度、「金融機関の存在目的は包括的にインパクトを捉え環境・社会課題解決に導くことである」という想いのもと、署名機関が互いに連携してインパクト志向の投融資の実践を進めていくことを目指す本宣言に賛同し、署名を行いました。2023年3月1日現在、全47機関が署名期間として協働していますが、NPO法人としての署名は初めてです。
今後、インパクトの可視化やマネジメントに取り組むと共に、私たちが途上国におけるインパクト投資で学んだエッセンスを日本の中でも活かしていきたいと考えています。また、署名機関の皆様と連携して、ジェンダーレンズ投資、協同組合金融を通じたインパクト投資の普及、発展にも尽力していきたいと考えています。
ARUN代表 功能聡子コメント
ARUNは、2009年に「地球上のどこに生まれた人も、ひとりひとりの才能を発揮できる社会」をビジョンに掲げ、日本発の社会的投資プラットフォームの構築を目指して発足しました。以来、コミュニティに根ざした事業を起こし、貧困や環境問題など社会課題の解決に取り組む起業家への投資と伴走支援を行うと共に、社会的投資の文化を広める活動に力を入れてきました。私たちが培ったノウハウや、築いた起業家のネットワークを活用し、皆さまとともにインパクト志向金融の発展に取り組み、新しい投資のあり方、新しい金融のあり方が世界を変えていけるということを伝えていきたいと思います。
「インパクト志向金融宣言」とは
金融機関の存在目的は包括的にインパクトを捉え環境・社会課題解決に導くことである、という想いを持つ複数の金融機関が協同し、インパクト志向の投融資の実践を進めて行くイニシアティブです。民間金融機関が組織の目的として、投融資先の生み出す環境・社会への変化(以下、「インパクト」)をとらえて環境・社会課題を解決するという考え方(インパクト志向)を持つことを前提に、創出されるインパクトの測定・マネジメントを実施したうえでの投融資判断を推進するために、署名機関が互いに連携して活動しています。
「インパクト志向金融宣言」ウェブサイト
https://www.impact-driven-finance-initiative.com/