【起業家トークイベント】インドでジェンダー課題に挑戦する。女性起業家の視点から。
ARUNは昨年9月から今年の1月にかけて、世界中から「ジェンダー平等の実現」に取組む社会起業家を募るビジネスコンペと、投資資金・運営資金を寄付で募るクラウドファンディングを実施しました。
この度、ビジネスコンペ後の活動状況をご報告するイベントを開催します。第二部では、コンペにも参加したインドの女性起業家を招いて、ジェンダー課題をテーマにしたパネルディスカッションも実施します。
<イベント概要>
<第二部ディスカッションテーマ>
(1) インドの地方におけるジェンダー課題
(2) ジェンダー課題解決に対するビジネスの可能性
(3) 女性起業家として直面する課題
(4) インパクト投資の果たしうる役割
<パネラー>
モニカ・シュクラ(Monika Shukla)氏
レッツエンドース・ディベロップメント共同創業者 (LetsEndorse Development*1)
2010年にIITカラグプルを卒業後、ゴールドマンサックスにテクノロジストとして勤務、その後社会的企業やNGOを経て、2019年に当社を設立。2018年に国連、インドのNITI Aayog(National Institute for Transforming India)が主催する、Women Transforming India Awardsを受賞。またインド電子情報技術省によるMeity NASSCOMM Women Entrepreneur Awardsを受賞。世界経済フォーラムによるGlobal Shapersにも選出されている。
リンジン・チョデン(Rinzing Choden)氏
トラテン・グリーンズ創業者 (Trateng Greens*2)
インド・シッキム州出身。首都ニューデリーで大学を卒業後、民間企業でマーケティング業務に携わった後、シッキムに戻り、地域に根ざした持続可能なビジネスと地域女性のエンパワーメントを目指し、2019年に当社を創業した。
<モデレーター>
功能 聡子(特定非営利活動法人ARUN Seed 代表理事/創設者 )
国際基督教大学、ロンドン政治経済大学院卒。民間企業、アジア学院を経て1995年より10年間カンボジアに在住。NGO、JICA、世界銀行などの業務を通して、復興・開発支援に携わる。カンボジア人の社会起業家との出会いからソーシャル・ファイナンスに目を開かれ、その必要性と可能性を確信し2009年にARUNを設立。日本発のグローバルな社会的投資プラットフォーム構築を目指して活動している。第三回日経ソーシャルイニシアチブ大賞国際部門賞受賞。2016年 「Forbes Japan世界で闘う日本の女性55」に選出。「60分でわかる! SDGs 超入門」(2019年技術評論社)監修。
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<こんな方におすすめです!>
本イベントは、ARUNが2022年に実施したビジネスコンペティション「CSIチャレンジ4」の報告会を兼ねて開催するイベントです。登壇予定のレッツエンドース・ディベロップメントのモニカさんは、CSIチャレンジのファイナリストでもあります。
▼クラウドファンディング「ジェンダー平等実現に向け、国を超えた連帯を!社会起業家を寄付で応援」
https://readyfor.jp/projects/100942
オンラインでの開催で、どなたでもご参加いただけます。皆さまのご参加をお待ちしております。
*1. レッツエンドース・ディベロップメントについて
インドで、失業、不完全雇用、パンデミック被災の状況にある女性や若者に対して、起業支援をおこなう。また、起業家の発掘、アプリによる現地語の起業家育成プログラム・事業計画の自動作成、金融へのアクセスなどのサービスを提供、零細事業者のレベルアップ、エンパワーメントを目指す。 (http://www.udyamita.org/)
*2. トラテン・グリーンズについて
インドのヒマラヤ辺境シッキムで、地元女性の手作りの石鹸やローションを製造・販売する。製品は地元産のハーブ等を原料とし、地域興しにも貢献している他、雇用機会の限られる女性に、スキルと働く機会を提供している。(https://www.agapisikkim.com/)
※なお、パネリスト、及びパネルテーマは、予告なく変更となる可能性がありますので、ご了承ください。
<ARUNとは>
ARUNは、社会課題に取り組む起業家を、投資の形で応援してきました。投資先は、途上国で「貧困」等の社会課題に取り組む社会起業家です。彼らは従来の援助に頼らず、自立的なビジネスの力により貧困問題を解決し、社会に変革をもたらそうとしています。投資活動を通じて起業家と支援者のみなさまをつなぐ中で、より持続的で豊かな共生社会に資する「意思あるお金」のフローを創出し、社会的投資を牽引するプラットフォームを構築することを目指して活動しています。