インド・シッキムの起業家へ投資を実行しました
Trateng Greens(トラテン・グリーンズ)は、ヒマラヤ山麓で採れるハーブや原材料を使った石鹸や化粧品を、地元の女性の手で生産し、ネットや空港等で販売する他、ホテルや企業に供給することで利益を得ている企業です。シッキム発のオーガニックな製品を謳うことで、地域のプロモーションにも寄与しています。
約3か月間にわたる投資の条件交渉や、社会的インパクトの達成とその評価のためのロジックモデル作成、指標(KPI)設定などを経て、2023年5月24日に投資契約に調印、投資を行いました。今後は、ビジネスモデルへの助言など、さまざまなインキュベーションサポートを提供し、事業の成長と社会的インパクトの創出を支援していきます。
トラテン・グリーンズ創業者、リンジン・チョデン氏は、地元シッキムの出身で、コルコタで大学を卒業後、デリーの民間企業でマーケティング業務に携わった後、シッキムに戻り、地域に根ざした持続可能なビジネスと地域女性のエンパワーメントを目指し、2019年に当社を創業しました。
トラテン・グリーンズは、インド・ネパールの辺境地域の社会的企業に特化したインドのインパクト投資機関ALSiSAR(アルシザール)の支援先の1つです。
ARUN代表の功能聡子は、アルシザールの呼びかけに応じ、2023年6月にインド・ラダックで開催された起業家フォーラム「The Himalayan and Climate Change Summit」に参加。
今後、同ファンドとの更なる連携も模索して行く予定です。
<Trateng Greens概要>