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ARUN代表の功能がいく!フローレス島の編み手さんと出会う旅

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ARUN代表の功能がいく!フローレス島の編み手さんと出会う旅

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ARUN代表の功能がいく!フローレス島の編み手さんと出会う旅

新型コロナウイルス感染症の影響で海外渡航がしづらくなり、ARUNでも、海外の起業家たちとのやり取りはすべてオンラインとなっていました。ようやくこの度、2年以上ぶりの海外渡航、そして投資先であるインドネシアの社会的企業Du Anyam(ドゥ・アニャム)を代表功能が訪問しましたので、ご報告します。

ドゥ・アニャムは、アプリ「クレアロギ」を用いて農村部の職人と購買企業を繋ぎ、サプライチェーンの見える化や、農村部の職人に対する金融アクセス提供などのサービスを行うインドネシアのスタートアップ企業です。2020年に実施したビジネスコンペティション、第三回CSIチャレンジで最優勝賞を受賞しましたが、コロナ禍ということもあり、オンラインでのデューデリジェンスを経て投資に至っていました。

ドゥ・アニャムへの投資について詳しくはこちら

ジャカルタにある本部オフィスの訪問についてはまた別途ご報告いたしますが、今回は、ドゥ・アニャムが扱う商品の作り手さんたちのいるフローレス島を訪問した時の様子についてご紹介したいと思います。

自然豊かで美しい島々、フローレス島とソロー島

フローレス島は、インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州にある島で、ジャカルタから飛行機を2回乗り継いで行ったところにある火山島です。「フローレス」は、ポルトガル語の意味です。

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美しいフローレス島

その名の通り、島には緑と花が溢れ、海と砂浜が美しく、近年はリゾート地としても知られるようになってきています。このフローレス島の東側にあるララントゥカという町に、ドゥ・アニャムのオフィスと商品を保管する倉庫があります。またフローレス島の南にあるソロー島には、商品の生産者である編み手さんたちが住んでいます。

まずはフローレス島にあるドゥ・アニャムのオフィスと倉庫を訪問しました。この倉庫に保管されているのは、ドゥ・アニャムにとって大きな取引先である大手家具量販店向けの商品です。

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コーディネーターのエリーさん(左)と創業者の1人であるメリアさん(右)

この倉庫からは、大きさや編み方の違うカゴとプレイスマットの4種類が出荷される予定です。およそ3000円前後で販売される予定とのこと。

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カゴを手にした素敵な笑顔の女性は、ララントゥカ出身で、納品された商品の検品を行っています。

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写真では少し見づらいですが、カゴの底にはシールが貼ってあり、製作者の名前や商品のサイズ、原材料であるヤシの葉の幅が規定通りであることなどの詳細なチェック項目が記入されています。このシールに記載された情報と商品に相違がないかを確かめ、汚れやささくれなどがないかを確認した上で、コンピューターに情報を打ち込む、という一連の作業がここで行われます。

大手との取引きにあたっては、商品の品質を揃えることが厳しく求められるため、ここでのチェックはとても重要な仕事の1つです。

編み手さんたちの仕事場を訪問

フローレス島からフェリーで1時間ほど南に行ったところにあるソロー島に、生産者である編み手さんを訪ねました。インドネシアの農村部では、伝統工芸品の販売が大切な収入源の一つとなっています。しかし、販売経路が限られており観光産業に依存していたため、生産者の多くは、コロナ禍により大きなダメージを受けました。

ドゥ・アニャムは、オンラインでの販売やグローバル展開を通じた新たな販路の開拓、女性のエンパワーメントに貢献している商品の販路を広げるなどの工夫により、農村の生産者の収入向上に取り組んできました。また仕事を生み出すだけでなく、奨学金の支給などの生活支援も行っています。

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こちらは、編み手さんたちが集まって作業ができるようドゥ・アニャムが作ったセンターにお邪魔したときの様子です。皆さんにお話を聞いたところ、「ドゥ・アニャムの仕事を始める前も同じようにカゴの制作を行っていたものの、なかなか安定した収入が得られず、生活は厳しかった」「子どもの教育にもお金をかけられなかった」「編み手同士も顔を知ってはいたが、こうやって一か所に集まって作業をするようになってより連帯感が強くなった」などと話してくれました。

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案内をしてくれたドゥ・アニャムのメンバー

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緑や花が多く、自然豊かな村の様子

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村でごちそうになったごはん

カゴの原材料であるヤシの葉を取りに

原材料であるヤシの葉を採集するところにもお邪魔させてもらいました。

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ヤシの葉を採集しているのは、カシューナッツ栽培を本業とする農家さんです。

ヤシの実のジュースで作ったアルコール度数の高いお酒もありました。

一本の竹を使ってヤシの木に登り、一番上のほうの若い葉を刈り取ります。1日に50本ほど収穫するそうです。

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高いところからとってきた葉は、採取直後は薄緑がかった黄色(写真右)ですが、数日乾燥させると白くなります(写真左)。これを集めて編み手の女性たちへ届けます。編み手さんたちはそこからさらに葉をゆでるなどして手を加え、やっとカゴを編むための準備が整います。

アプリを利用するにようなって起こった変化

島を去る直前には、ARUNが主に支援しているドゥ・アニャムの新しい中小零細企業向けのサービス、アプリ「クレアロギ」を実際に利用している起業家の一人、エルバニタさんを訪問し、お話を聞きました。

こちらが、エルバニタさんのオフィス兼店舗です。

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彼女は、端切れ布を活用した手工芸品の製造・販売を行っています。最初は自宅で制作、友人、家族、ご近所の人などにクチコミで売るところからスタートしましたが、ビジネスを拡大したいと考え、昨年、現在のお店をオープンしたそうです。その後、ドゥ・アニャムが提供する「クレアロギ」のトレーニングを受けて、財務管理や商品開発、マーケティングについて学んだとのこと。研修前は、紙のノートで帳簿をつけていましたが、記帳できないことがあったり、在庫管理も行っていなかったため、注文が来ても対応できないことがあったそうです。

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しかし、研修を通して経営について学び、「クレアロギ」を利用するようになってから、管理が簡単にできるようになって本当に助かっている、販路が広がり、売り上げも伸びている、と話していました。

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このように、まだまだ整っていない環境で頑張る起業家さんたちが使いやすいよう、「クレアロギ」は記帳や管理の仕組みをシンプルにすることを心掛けているそうです。また今後は、ロジスティックスとの連携や、金融機関との連携もできるように、開発を進めているそうです。

現地を訪れて、女性たちの活き活きとした仕事場の様子に触れたり、実際にアプリを使っているユーザーと会ってお話を伺うことで、ドゥ・アニャムの事業が与えるインパクトを肌で感じることができました。とても充実した滞在となりました。今後の事業の成長がとても楽しみです。

ジャカルタでドゥ・アニャムのオフィスを訪ねたときの様子はこちら

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