インド北部ヒマラヤ地方でオーガニックヘンプ事業を立ち上げた起業家のお話を伺いました
ARUNでは、会員の皆さんにご参加いただけるオンラインイベントを開催しています。起業家のリアルなお話を聞けるとても貴重な機会です。
今回は、インド北部ヒマラヤ地方でオーガニックヘンプ事業を立ち上げた起業家、クマオンカンド(Kumaon Khand)創業者のパヴィトラ(Pavitra)さんをお招きしました。
セッションに参加したARUNメンバーの木方さんのレポートをご紹介します。
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ヒマラヤのクマオン地方に育つ麻の種を使った商品を展開するクマオンカンド。
その製品は麻として衣服の分野に使われる他、CBDオイルとして医薬の分野、ヘンプシードとして栄養価の高いスーパーフード、ヘンプシードオイルとしてスキンケア製品と幅広い分野に展開され世界中の消費者に届けられています。
麻の種の生産から消費者に届く商品まで、消費者に対し透明性の高い商品の流れを明示して満足度の高い商品を届けるシード・トゥ・ストア(Seed-to-Store)のポリシー、商品生産を内製化することで商品の質を厳格にコントロールするとともに、より創造的な商品作りを可能にする生産哲学。
さらにはヒマラヤの農民と直接関わることで、コミュニティーを豊かにすることに貢献するとともに、その伝統を維持していく基本的な姿勢。
これらのポリシーを通じ、クマオンカンドはヒマラヤのコミュニティーの発展と文化の維持をめざすとともに、ヒマラヤの自然遺産を守ることに貢献しています。
さらにパヴィトラさんのインドの次の時代を担う若い世代に対する思いはとても強く、人を育てることがいかに大切か、僕たちに熱く語ってくれました。
ヒマラヤの自然を守りつつ、世界の消費者に麻種を起点とした高品質な商品を届け、ヒマラヤのコミュニティーを豊かにするとともに、若い世代を育てていく、パヴィトラさん率いるクマオンカンドは、そんな素敵な会社です。
クマオンカンド(Kumaon Khand)
ウェブサイト:https://www.kumaonkhand.com/