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CSIチャレンジ5最優秀企業は、侵略的外来植物のランタナから象のアートを製作するインドのスタートアップに決定

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CSIチャレンジ5最優秀企業は、侵略的外来植物のランタナから象のアートを製作するインドのスタートアップに決定

CSIチャレンジ5最優秀企業は、侵略的外来植物のランタナから象のアートを製作するインドのスタートアップに決定
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ARUNの起業家ビジネスコンペティションCSIチャレンジ5の最終審査会を、2024年5月10日(金)に開催しました。審査の結果、最優秀賞には、インド・タミルナドゥ州で、侵略的外来植物であるランタナを駆除し、これを材料に実物大の象のアートを製作する、The Real Elephant Collective(リアルエレファント・コレクティブ)が選ばれました。

ARUNは今後同社への投資に向けて、デューデリジェンスなどを行っていく予定です。

今回のCSIチャレンジは、「生物多様性ー人と自然が共生社会する社会へ」をテーマに開催、世界23ヵ国、64社の応募がありました。その中から選ばれた5ヵ国、7社の起業家がファイナリストとして参加し、それぞれの事業に関するピッチを行いました。審査員として招かれた各分野の専門家が、課題解決のインパクト、ビジネスの持続可能性、生物多様性保全への取り組み等に関する審査基準をもとに審査を行いました。

会場、オンライン合わせて70名を超える観覧者が集まり、起業家の課題に取組む熱い想いと、事業をめぐるストーリーに、熱心に耳を傾けました。

・リアルエレファント・コレクティブ事業概要

インド・タミルナドゥ州で、地域の自然環境に影響を及ぼす侵略的外来種であるランタナを伐採、これを活用し実物大の象のオブジェを製作しています。この象のオブジェは、就業機会の乏しい先住民コミュニティに職業訓練を行うことで製作しており、先住民の雇用創出と収入増加に貢献しています。またイベントやオークションでの販売を通じて、外来種による森林減少対策や野生動物と人の共存に関する啓発活動を行っています。

リアルエレファント・コレクティブは、このビジネスを通して、これまで150人の先住民女性にトレーニングを提供し、オブジェを作成してきました。賃金は1日あたり1,000インドルピーで、周辺地域の平均賃金450ルピーの倍以上であり、同社の事業はコミュニティのエンパワーメントにも貢献しています。


リアルエレファント・コレクティブHP:https://www.therealelephant.com/





・受賞のポイント/審査員のコメント

インパクト投資は、社会的インパクトと経済的リターンの両立を考えなくてはならず、時にその両立が難しいところでもありますが、リアルエレファント・コレクティブは、その両方のバランスを上手く実現しています。そして侵略的外来種の駆除とアートという組み合わせは、まさにイノベーションであり、この点が評価につながりました。

・最優秀賞のリアルエレファント・コレクティブCEO タリク・T.さんのコメント

私たちのコミュニティが目指す事業のために、ARUNから支援が受けられることをとても楽しみにしています。名誉ある最優秀賞とオーディエンス賞をありがとうございました。私たちにとって本当に大きな意味があります。

・CSIチャレンジ5結果

優秀賞(二位)には、日本で農作物被害を中心とした獣害対策のコンサルティングを実施している株式会社うぃるこが選出されました。

また、デロイトトーマツ賞金賞には、コーヒーの有機栽培やコーヒーの豆柄の肥料化など、小規模農家への循環農業導入に取り組むカンボジアのアグロ・アガぺ(AGRO AGAPE Co,.Ltd)が選ばれ、同銀賞には、中国の少数民族の伝統技術を用い、ゼロカーボンで製造したアパレルコレクションを展開しているアメリカのエンゼル・チャン(Angel Chang LLC)が選出されました。

また、今回のビジネスコンペティション開催にあたり実施した、クラウドファンディングでご支援いただいた方々と、最終審査会に参加された方々を対象に実施したアンケートの結果、オーディエンス賞は最優秀賞と同じくインドのリアルエレファント・コレクティブが受賞しました。

・最優秀賞:リアルエレファント・コレクティブ、インド

・優秀賞(二位):株式会社うぃるこ、日本

・デロイトトーマツ賞金賞:アグロ・アガぺ、カンボジア

・デロイトトーマツ賞銀賞:エンゼル・チャン、アメリカ

・オーディエンス賞:リアルエレファント・コレクティブ、インド

・その他ファイナリスト:

サンリット・シードリングス株式会社、日本(Sunlit Seedlings Ltd.)

カーボンエシックス、インドネシア(Carbon Ethics

ソロランドスケープ、カンボジア(Solo Landscape

・今回の審査員について

審査は、生物多様性、途上国開発、ビジネス、金融など、各分野の専門家の方々をお招きして行いました。

▼審査員(敬称略、順不同)

・米倉誠一郎(一橋大学名誉教授、デジタルハリウッド大学院特任教授、ソーシャル・イノベーション・スクール学長)

・木越純(バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店長(兼)立命館ビジネススクール客員教授)

・辻本令(デロイト トーマツグループ パートナー)

・ジュール・アメリア(コンサベーション・インターナショナル・ジャパン カントリー・ディレクター)

・深野祐也(千葉大学園芸学研究科 准教授)

・河口真理子(立教大学社会デザイン研究科 特任教授、不二製油グループ本社ESGアドバイザー

・功能聡子(ARUN Seed 代表理事)




・協賛、後援について

主催:特定非営利活動法人ARUN Seed

協賛・協力:デロイト トーマツ グループ、MS&ADゆにぞんスマイルクラブ、みずほ証券株式会社、公益財団法人 ウェスレー財団

後援:独立行政法人国際協力機構

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