今後の展望
2021年度に増資、子会社であるムーマーク社を通じた自社サプライチェーンの拡大に注力しています。同社のサプライチェーンに登録している酪農農家は、2022年末時点で約300万人、85%が女性となっています。
CSIチャレンジ参加企業
ARUN投資先
本社 | インド、バンガロール |
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事業内容 | 酪農サプライチェーンのDXサービス |
CEO | Ranjith Mukundan, CEO |
web | https://www.stellapps.com/ |
2011年に代表ランジス・ムクンダン氏はじめ大学の同級生5人でインド・バンガロールに設立。インドでは高い乳製品需要から酪農セクターの市場は巨大であるものの、牛乳の多くは零細酪農家により生産され、非効率さや流通過程のロスが多いなどの課題を抱えていました。同社はIoT技術を用いて、牛の健康状態の遠隔管理サービスや、牛乳の保冷システムなど、サプライチェーン全体の効率化に寄与するソリューションを提供、生乳の収集から、OEMで乳業メーカーに生乳・ 加工品を卸すところまでの一貫したサービスを担うにいたっています。ARUNは、2017年に出資を実行しました。
2021年度に増資、子会社であるムーマーク社を通じた自社サプライチェーンの拡大に注力しています。同社のサプライチェーンに登録している酪農農家は、2022年末時点で約300万人、85%が女性となっています。
StellapsアプリユーザーのAmravatiさんは、アプリの利便性として、お金を前借することができ、生産した牛乳の売上を現金での支払いを待つことなく、アプリを通じて受け取れることや、獣医訪問の際にも、牛の飼育状況に関する情報が共有されることをあげています。Stellapsを通じて牛乳生産に取り組むようになったYadav夫妻は、Stellapsの買取価格と営農指導により、収支を改善することができ、牛乳生産からの所得が増加したと話しています。